10.8 高田馬場四谷天窓「私を殺して」出演ラスト

ラスト「私を殺して」

雨は嫌い
すごく嫌い

何度も聞いた

雨が好きになる理由が増えた

挑戦だった
人前で一人で歌うこと
なかなか無い

沢山の想いが溢れ
歌うの辛く苦しかった

 

 

だって お別れのうた だから

 

いつでもまたねと言う日々が 続くと思っていた
ただ最期にひとつだけ望むこと 君が誰かに出会うこと

 

お別れのうたの次に歌った
希望のうたは東京ハイビーム”MySweetBaby”
生まれる命がテーマの作品のうた

ラストシーン

いつも生きるエネルギーを感じていた
希望のうたをただ皆に届けたかった

「明日の千秋楽うまくいきますように」

ありがとう

おめでとう

これしか出来ない不器用な私の
たくさんの愛と希望を込めて

 

千秋楽は出られないし
打ち上げにも参加できないから
皆さん宛にお手紙を書いた

せめてもの想いを

 

携わってくれた皆さま

聴いてくださった皆さま

 

ありがとう

 

 

ここ数日で考えていたことがたくさんあった。

気持ちはとてもシンプルなのに、
何処かに残る何かが

ほんとの自分はどこだ
私はいつだって
私を演じている

ほんとの声はどこだ
ふたりいる
ひとりが笑ってる時
もうひとりは 泣いているのかもしれない

ほんとの自分は誰だ
仕方ない
どちらも愛おしい自分

 

この空を撮るために
歩道橋を駆け上ったと言ったら
きっと君は笑うだろう

 

「私を殺して」という作品は
私に多くことを残していった

 

誤解と理解
虚しさと優しさ
嘘と本当
言い訳と真相
懺悔と贈物
階段と靴音
壁と暖簾
哀しみと愛しみ
事実と真実
言うと言わない
言わないという発言
抓った腕
傷より痛い心

 

またひとつ

嘘をついた

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