百合の花

お正月に大きな百合の花をいただき玄関に。

いただいた時にはまだ蕾だった。
気付けば大きな花が咲いていた。

いつの間に!?と思った。
一晩の間、眠っているその隙に?

経過を見逃してしまった。
あっという間に咲かせるんだもんなぁ。
こんな風に気持ちもパーッとしたいもんだ。

家に入る時にフワァっと香りが広がる。
ふとした時に気付く。
花の香りが家中に広がっていること。

いい香りだね、と母と話す。

普段何気なく過ごしている中で
見過ごしてしまっていることって
きっとたくさんあるんだろうな。

 

花が咲いていることも。
花の香りが広がっていることも。
ふと目にしたことや感覚も、
意識をしなければ通り過ぎてしまう。

 

どれだけを見過ごしてきたかなぁ。

なんて考えたりもしたけれど、
でもそんな風に思うよりも、
自分が気が付いて来た様々を、
もっともっと大事にしよう。
そう出来たらきっと、
また新しいことに気が付ける。

はずだ、おそらく!

 

しばらくの沖縄滞在、
「行ってきます」と「ただいま」
百合の花が見送り迎えてくれた。
ありがとう、と思う。

百合が花びらを落とすまでは
見られないけれど。

 

たった一度だけだけど、
しっかりとモノレールも乗っておいた。

たった一駅だけれど。

 

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