今ここを歩いている

アサイラム2日目。

この日の出演は無かったが、
10日の出演者も参加することが出来た。

2日間通しての打ち上げも、
11日の終演後に行われた。

 

桜坂周辺を歩く。

私が過ごした18歳くらいまでは、
この辺はすごく怪しい雰囲気いっぱいで、
簡単には近寄れないような場所だった。

大人が過ごす場所。
子供ながらにそう認識していた。

小さな飲み屋やスナックが多いのはもちろん、
マニアックなお店が多いというか。
どういう人が行くのだろうと思うようなお店が多くて。

やっているのかな?というような、
外からじゃ全く店の雰囲気が掴めない、
暗い外観のお店からお客さんが出て来て、
「あ、やっているんだ」と思わされたり。

今は国際通りへ繋がる大きな立派な道も出来て、
ちょっとおしゃれなカフェなんかもある。

 

随分、変わった。

そう思いきや、ちょっと道に入れば、
やっぱり昔と変わらないような。

今と昔を行ったり来たりするような、
そんな不思議な場所。

 

とても美人な猫が寄ってきた。
沖縄にはとにかく猫がたくさん。
みんなのびのびと思いのままに過ごしている。

桜坂のすぐ側。
壺屋のやちむん通りを歩いていると、
曲がり道で飛び込んできた景色。
昔ながらの沖縄のお家。

やちむんというのは焼き物のこと。
壺屋焼という伝統工芸品がある。

ちょっと気になったので角を曲がってみた。
お店になっているようだった。

沖縄のお家。
だんだんと減って来ているが、
赤瓦の屋根が特徴だ。

大きな通りに面したやちむん通りの出口(入口?)には、
大きなガジュマルの木が。

ピントがずれてしまっているけれど、
下から見上げるとすごい迫力。

打ち上げでは、
林真世ちゃんとたくさんお話した。
音楽のことやイベントのこと。
4月の越谷アサイラムでもご一緒だからそのことも。

韓国から来ていたアーティスト、
LAYBRICKSさんもすごく気さくでいい方達だった。

何年か振りに、東京でお世話になっていた、
今は台湾に居る寺尾ブッダさんともお会いできて嬉しかった。

 

帰りは家まで歩いた。
考えることがたくさんあった。

たくさんあり過ぎて、
何から考えたらいいのか、
ちっともわからないくらい。

今回のライブのこと。

現在進行形のレコーディングのこと。

これからの活動のこと。

明日のラジオのこと。

自分の向かっている矛先。

今の気持ちや想い、心の場所。

そして今、
ここを歩いているということ。

そんなことに理由なんてないのだろうけれど、
それをずっとずっと考えていた。

 

 

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