言葉に蓋をする

日付が変わる頃
ファミレスへ行く。

「もうあと一踏ん張りさせてください」

「こんな夜中に」という言葉に蓋をして、
美味しくいただいた。

やりたいことがありすぎて、
何からやったらいいのかわからない。

 

お昼頃、
西川氏が先日録った音を聴きに家に来た。

普段はイヤホンばかり。
スピーカーで聴いてみたらまた違うから。

来て早々、お腹が空いたというから、
ささっと野菜炒めを作った。

音を聴きながら色々な話をした。

スッキリしたこと。
イライラしたこと。
人の感情は本当に色々ある。

いつでも新しい自分に出会っている。

 

ほんの一ヶ月前に抱いていたような気持ちも、
いつの間にか変わってしまっていたり。

今まで感じていたような想いも、
ほんの些細な一言で風に吹き飛ばされる。

面白いなぁと他人事みたいに感じている。

それと同時に、
自分でもどうしてしまったことかと、
感情の何処かが壊れてしまってるのかと、
ほんの少し不安にもなったり。

 

人は勝手に人をイメージしている。
この人はこういう人だろうと。

それはきっと、
こうであって欲しいという思いの美化もあるし、
他者からの情報だったり見た目の印象から、
逆のこともあるだろう。

ちょっと遠くから眺めてみれば、
気が付かなかったことにたくさん気付く。
スルスルと絡まっていた糸が解れていく。

そうしてやっとこの糸の長さ。
色や形、強さや脆さがわかる。

それが見えてしまうだけで、
自分でも驚くほどの変化が待っている。

すごく戸惑う。

だから見極める目を養う。

 

今は準備をしている途中、
全ては経過なのだと感じる。

 

本当に大切なものは、
そんなに多くは無い。

たくさんのものを持てないから、
いらないものは手放さなければならない。

大切なものは、
どうやってもどうなっても、
残るようになっているものだから、
それをちゃんと持っていられるように。

 

 

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