REC.3.4:シンデレラのガラスの靴

18日の深夜と19日の深夜。
四谷Outbreakに集合。

集合時間は深夜0時。
ちょうど日付が変わる時間。

シンデレラの時間。
シンデレラには程遠い世界。

いやいや、そんなことはないぞ。

シンデレラの世界では、
魔法がかけられたら、

かぼちゃが馬車になり、
ネズミが白馬になり、
トカゲが御者になり、
破れた服はドレスになる。

私たちがやっている作業も、
魔法に近いのかもしれない。
少なくとも私にとっては。

自分の頭の中で鳴った音が、
だんだんと整頓され繋がり曲になる。
それらが空気を震わせ、
様々な楽器に彩られ、
誰かのところへ届く。

 

ふと思う。

ここからが楽しい私だけの想像の世界。

魔法だけではなんともならないことがある。
そもそもがダメなら魔法をかけたってダメだ。
シンデレラがめちゃくちゃ性格が悪く、
意地悪な女性だったら王子様は探さないだろう。

シンデレラが着飾っていなくても、
魔法なんてなくても、
2人がどこかで出会ってさえいれば、
王子に見初められたんだろう。

そもそも、さぞかし美しかったのだろう。
だからきっと、イジメられたんだな。

 

・・・・
そういう事をひとりで想像したりする。

 

魔法がかける事が出来るなんて、
それが何とも稀な能力であるように、
魔法をかけられる人というのも、
きっと選ばれているのだろう。

それは音楽をしていて、
日々を過ごしていても、
感じることに少し似ている。

生まれ持っているもの。
そういう類のもの。

そうやって考えたことは、
全て自分に還って来る。
いつだってそうだ。

 

そうそう。

シンデレラ。
魔法が解けても、
ガラスの靴はそのままなんだよね。

 

ああ、そうか。
これがすごく大切なんだ。

魔法が解けてもきちんと残るもの。

私はシンデレラではないから、
ガラスの靴なんて持っていないけれど、
私には今それ以上のものがあるじゃないか。

心から溢れそうなほどに満たされている。

「なんて気持ち良いんだ」

日々の疲れを癒そうと、
痛いと気持ち良いが交互にやって来る。
80分のマッサージで頭がフル回転。

心身ともにスッキリ。

幸せな時間を。

 

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