18日の深夜と19日の深夜。
四谷Outbreakに集合。
集合時間は深夜0時。
ちょうど日付が変わる時間。
シンデレラの時間。
シンデレラには程遠い世界。
いやいや、そんなことはないぞ。
シンデレラの世界では、
魔法がかけられたら、
かぼちゃが馬車になり、
ネズミが白馬になり、
トカゲが御者になり、
破れた服はドレスになる。
私たちがやっている作業も、
魔法に近いのかもしれない。
少なくとも私にとっては。
自分の頭の中で鳴った音が、
だんだんと整頓され繋がり曲になる。
それらが空気を震わせ、
様々な楽器に彩られ、
誰かのところへ届く。
ふと思う。
ここからが楽しい私だけの想像の世界。
魔法だけではなんともならないことがある。
そもそもがダメなら魔法をかけたってダメだ。
シンデレラがめちゃくちゃ性格が悪く、
意地悪な女性だったら王子様は探さないだろう。
シンデレラが着飾っていなくても、
魔法なんてなくても、
2人がどこかで出会ってさえいれば、
王子に見初められたんだろう。
そもそも、さぞかし美しかったのだろう。
だからきっと、イジメられたんだな。
・・・・
そういう事をひとりで想像したりする。
魔法がかける事が出来るなんて、
それが何とも稀な能力であるように、
魔法をかけられる人というのも、
きっと選ばれているのだろう。
それは音楽をしていて、
日々を過ごしていても、
感じることに少し似ている。
生まれ持っているもの。
そういう類のもの。
そうやって考えたことは、
全て自分に還って来る。
いつだってそうだ。
そうそう。
シンデレラ。
魔法が解けても、
ガラスの靴はそのままなんだよね。
ああ、そうか。
これがすごく大切なんだ。
魔法が解けてもきちんと残るもの。
私はシンデレラではないから、
ガラスの靴なんて持っていないけれど、
私には今それ以上のものがあるじゃないか。
心から溢れそうなほどに満たされている。
「なんて気持ち良いんだ」
日々の疲れを癒そうと、
痛いと気持ち良いが交互にやって来る。
80分のマッサージで頭がフル回転。
心身ともにスッキリ。
幸せな時間を。