REC.7:三角コーナーの隙間から

目が覚めたら身体が痛い。
荷物をたくさん運んだせいだ。
あと車の中で緊張しているからかな。

身体を起こすためにシャワーを浴びる。
それだけでシャキッとする。
気持ちが入れ替わる。

うまくできた身体だと思う。
気持ち次第で何とでもなる。

この色味が気に入って撮った。

今はもう売っていない楽器もここにはたくさんある。
あと、同じものが2台あったりもする。
1台壊れてしまって修理に出すと、
その間に使用出来なくなってしまうと困るから。

なるほど。
そうだよな、と思う。

ライブハウスでよく鍵盤をお借りするけれど、
鍵盤がライブの演奏している途中に、
トラブルでダメになったらどうするんだろ、と思ったり。

そんなこと今まで無いけれど、
絶対に無いとは言えないもんな。

ギターやベースに何かあった時、
共演の方が差し出しているの、
よく見かけるもんな。
鍵盤は今のところ見たことが無い。

備えあれば・・・とは思ってはいるけれどなかなか。

何より楽器は何とでもなるけれど、
(ならない場合もあるけど)

やっぱり何よりも”人”ですね。
楽器のようにふたつ用意することも出来ない。
そこには代わりはいないから。
体調管理しっかりしなきゃ。
そう思いながらも不摂生が続く日々。

反省はしている。
でも後悔はしていない。
必要な夜更かしは仕方が無い。

 

前日のブログの内容に、
同時に録音したと書いたけれど、
視点はこんな感じ。

ドラムから見たピアノの方。

ピアノの方から見たドラムの方。

ピアノ覆っている赤い布と、
マイクスタンドと、
ピアノの蓋を支える突上棒。
この三つが作り出す三角コーナーの隙間から、
私は西川氏を確認する。

顔は正直そんなに見えない。
スティックの先の動きが見えたり見えなかったり。
でも、空気が震えるから大丈夫。
ほんの少し身を乗り出せばしっかり顔も見える。

改めて聞くと、
録り直して良かったと思う。
一緒に演奏している臨場感がある。

ピアノとドラムを無事に全部録り終えて、
(また、やり直したいとならなければ・・)
歌のレコーディングが始まった。

どうしても自分だけで判断できない時がある。

そういう時には西川氏の心の底に眠る、
西川リーダーの目が覚める。
良いも良くないもはっきり言ってくれる。

「どうかな?」と聞くと、
「わからない」という時もはっきりそう言う。
わからないものはいらないから歌い直す。

私の音楽を1番良く知っている。
彼のジャッジを信じる。

信頼出来る人はたくさんいる。

西川氏は、
私にとって良いと思うことしか言わない。
それは、プライベートに関しても。
やめた方がいい場合はそれも言うし、
私の悪いと思う部分もハッキリと言う。
(時々、本当に落ち込むけど。)

私もそうだ。
どんなに酷なことであってもハッキリと言える。
(いっぱいムカつかれていると思うけれど。)

だからこそ、
彼の言う「良い」は信用出来る。
そこまで言い合える人に出会えるのは、
そんなに多くは無いのかもしれない。

 

ありがたいと心底思う。

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