専用エレベーター

早起きの日。
渋谷からいつものバスに乗る。
このバスに乗る時は、
雨の確率がちょっぴり高め。

 

バスにはいつもこの子がいる。

山手線渋谷駅のホームから見えた景色。

もう何年も工事中の渋谷駅。
歩道橋を歩いている人の多さに驚く。

こんなにたくさんの人がいるのに、
出会う人は限られている。
言葉を交わす人なんて一握り。

過去に交差して、
今はどこで何をしているか、
わからない人もたくさん居る。

どちらかと言うと、
そんな人ばかりだ。

縁というのは本当に不思議だね。

大事にしなきゃとそう思いながらも、
過去にお付き合いをして来た人たちに対しては、
一切思い出して欲しくないなんていう、
そんな思いもどこかにあったりして。

そういう人だけにしか、
見せていない部分がたくさんありすぎて、
きっと私の記憶に無いことばかりだから。

 

「その場所は専用エレベーターでしか行けない」

「専用エレベーターには選ばれた特別な人しか乗れない」

過去に言われた言葉を急に思い出した。

ここ最近、本当にそうなのだと思う。

 

“ノンフィクション”を聴きながら。

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