第6章:きっかけも理由も

今回の弾丸ツアー。

突然、5月に入って行きたくなって、
行けそうな隙間を見つけては宿を調べたりしていた。

ゴールデンウィーク過ぎた頃、
5月の6日〜9日あたりはどうだろう。
そう思って調べてみたけれど、
宿がいっぱいだった。

「1週間後なんて無理かぁ。。」

その時は諦めたが、
5月20日頃になってまた突然、
行きたくなってしまった。

西川氏とさっちゃんと「行こうか?」
そんな風な話が出たこともあって、
ちょっと声をかけてみたら、
ふたりとも本当に来てくれた。

もちろん、ひとりでも行こうと思っていた。

 

でも、ひとりじゃなくて良かったと思っている。

たくさん笑った。
長めのバスの待ち時間には、
「頭のいい動物ランキングクイズ」をしたり。
「何歩、歩いたか」を報告し合ったり、
食事もお茶も、やっぱり楽しかった。

きれいな景色を写真に撮ろうと思ったら、
こっそり映り込む西川氏に「じゃま!」とさっちゃんと笑ったり、
こういう時間はひとりでは味わえなかった。

 

バスでは何故だかこの席に座りたがる西川氏。
その少し後ろの二人席でさっちゃんと座っていたら、
隣でさっちゃんが突然笑うから、
なんだろ、と思っていたら。。。

今回の旅で一番いい笑顔をしている西川氏。。。
これはいい写真が撮れたなぁと思った。

きっかけは大事だ。

「ここへ年内に必ず行きなさい」
そう言われた時には、
理由なんて聞かなかった。
「行く機会があるはず」
「一番最後に月讀宮へ」
そして月讀宮で、
心で唱えるメッセージを教えていただいた。

 

私が「月が好き」だからなのか、
だから「月が好き」なのか。

そんなことは誰にもわからないし、
どちらでも良い。
好きには変わりないから。

伝えられた言葉はそれだけでは無い。
ここには書かない方が良いこともある。

「行く機会あるかなぁ。」
正直そう思った。

ライブで行った事のある地方だったら、
行けるかもしれないけれど、
伊勢は一度も無かったから。
関西ライブ前に寄れるかな?くらいに思っていた。

でも、きっかけは無性に行きたいという気持ち。
そうだ、きっかけは自分で作るもんだ。

理由だってもちろん。

「行って来ました」

そう報告したら

「ご苦労様でした」

という言葉が返って来て、
うまく言えないけれどちょっとだけ気が付いた。

「ひとりで行った方がいいんじゃないの?」

初めに声をかけた時に、
西川氏にそう言われたことを思い出した。

「そういうことか」

さっちゃんと一緒に撮った唯一の1枚。
東京へ戻るバスの中。
到着は翌朝7時頃の東京駅。

ひとりで行ったって、
誰かと行ったって、

「行って良かった」

そう思う気持ちは変わらなかったと思う。

でも、一緒に行けて本当に良かった。

本当にありがとう。

 

 

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