千秋楽『Wel come to パラダイス』:私にとって

終わってしまった。

8月から
同じ人たちが、
同じ場所に集まって、
同じ目標を持って、

それぞれの全く個性が
向かうところはひとつの場所。

 

学生時代を思い出した。

教室に同じ制服を着て、
みんなが同じ黒板に向かっていて、
中にはこっそり漫画を読んでる人が居たり、
居眠りしている人だっている。

そういうことって、
とても貴重だったんだな、
なんて卒業してから思った。

 

卒業したら、
あんな風に無条件に集まることなんて無い。
集まろうと思えば、
きっかけを作ることも連絡も大変になる。

今回集まったみんなとも、
そんな風になってしまうのかな。

もちろん個人や少人数で集まれることはあるだろうけど、
全員が一気になんて難しいよね。

終わった後に見上げた空は、
とても清々しくて気持ち良かった。

「ジョージ」の打ったボールが見えた。

 

気が付いた。

このお芝居のために作った曲は、
今の自分にとって、
とても必要な曲だったんだってこと。

 

「今がすべて」

そうだよ。

今がすべてだから。

 

音楽を聴いてくださった皆さま、
拙い初演技をあたたかく見守ってくださった皆さま、
CDやTシャツやステッカーをご購入くださった皆さま、

本当にありがとうございました。

 

そして、
主宰の吉村ゆうさんはじめ、
キャストの皆さま、
スタッフの皆さま、
見届けてくださった皆さま、

ありがとうございました。

同じストーリーを過ごしたあの空間が、
何にも代える事の出来ない、
私にとってのパラダイスだった。

 

LOVE

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