父の声を知らない

昨日は父の命日だった。
思うことはたくさんだ。

先日、父の弟である叔父が亡くなって。
私は父親に似ているとずっと言われてきて、
そんな父と兄弟である叔父さん、その娘(従姉妹)とも、
やっぱり「似ているね〜!」とよく言われて来た。

父の姉である伯母にも、
よく似ていると今でも言われる。

宣伝動画のトレーラーを作っていた。

叔父さんのお見舞いに行った時に、
病院の窓から撮った写真を入れた。

そしたらそのシーンで勝手に涙が出て来て、
「それは何の涙?」と自分に問いた。

答えは見つからなかったけど、
あの日からずっと父に聞いている。

「ちゃんと叔父さんに会えたかな?」って。

 

油断大敵。とはこのことだ。

「薬で熱が下がったから元気になったと思うなよ!」

お父さんがそんな風に言っている気がした。

 

父の声の記憶はまったく無いのだけれど。
聞いてみたかった。

今みたいに色々な方法で、
たくさん記録に残せる時代だったら。

 

そう思ったけれど、
そしたらやっぱり、
母は余計に辛いのだろう。

 

時間が経てばきっと
「良かった」と思うのだろうけれど。

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