黙々と誰かに語る時間

28日の弾き語りライブに向けて、
ひとりスタジオに入った。

黙々とただただ鍵盤を弾いて、
歌うだけの時間。

普段はこうだけど、
ひとりだと要らないと思うところ、
でも雰囲気は残したいから、
音域を変えてみたりと色々と試行錯誤。

しかし正解はわからない。

どんな風に見えるのだろう。
録音だけしようかと思ったが、
せっかくだからと動画を撮ろうと思ったら、
写真のカメラになっていた。

その瞬間の緊張感の無い写真。

 

撮った動画をスタジオの後に見た。
ほとんどの曲が未完成のまま。
途中で止まったり歌い直していたり。
一曲歌い切る前に切り上げていたり。

きちんと通して歌っていた動画は、
たったひとつしか無かった。

 

おい、大丈夫かよ。

・・・

まあ、大丈夫だ。

多分。

きっと。

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