11.10 稲毛 K’S DREAM：龍のように

いつもとは違うスタイルでのライブ。
稲毛にてアコースティック。

今年の5月、天国へ行ってしまった
GRAND FAMILY ORCHESTRAのベーシスト千葉龍太郎くん。

この日、龍太郎くんが稲毛K’S DREAMで企画イベントをする予定だった。
せっかくだからと、K’S DREAMのはじめさんのお声がけにより
龍太郎くんに縁がある人が集められた。
龍太郎くんのバンド、GRAND FAMILY ORCHESTRAと、
GRAND FAMILY ORCHESTRAと仲の良いバンドたち。

こういう日は、
どのバンドがどうだったとか、演奏が、曲が・・・。
そういう感情は抜きになる。

B1では熱量とはち切れんばかりの想いが詰まったライブ。

ANABANTFULLS
ircle
GRAND FAMILY ORCHESTRA

どのバンドもメインアクトだった。

 

1Fではゆったりとした時間が流れた。
先月大阪でご一緒したcamelliaのtakashiishiwataさんのライブ。
たかしさんは何でも出来る。
見る度に違う楽器なんだもん、すごいな。
そんな話を色々と聞かせてもらえて楽しかった。

 

私はバンドで出会ったわけでは無く、
家族みんながとても大好きだし、
今でも時々お家に顔を出している。
東京の家族、だと思っているから。

出会った頃はまだ高校生だったもんな。

そういうこともあって、
今回のライブは複雑な思いがあった。

まずお話をいただいた時に、
お返事を出すまで時間がかかったし、
それに本当に本当に迷った。

アコースティックは今までやったこともあるし、
演奏自体を頑なに否定するわけではないが、
龍太郎くんの日なら尚更、
いつも通りの私を見せたいと思った。

こういう日だからこそ全力のいつもの姿でいたい。

そのお返事を出す前に、
アコースティックでやるということに。
自分の中できちんと踏ん切りを付けよう。

私はその時に、ひとつ決めた。
弾き語りライブをすることを。
それをやってしまうことで、
ひとつ自分の中の壁が越えられる気がしたから。

10.28 西荻窪アートリオン：初めてはたった一度

 

考えていく内に、
こういう日だからっていう、
そんな自分の小さなこだわりなんて、
本当にどうでも良くなった。

やって良かった。
本当に良かった。

それはもう、やる前から分かっていたことだけど。

当たり前だよね。
いい日になるに決まっている。

出演者もお店もお客さんもみんな、
たったひとりを想うんだから。

 

この日に出会った人、再会した人、
みんな龍太郎くんが会わせてくれた。

 

龍太郎くん、
きっと見届けてくれただろう。

ありがとう。

 

会いたいな。