12.24 札幌SPIRITUAL LOUNGE:白いバラと最後の夜

いつだったかな。
雪に埋もれてた白いバラを見つけた。
おそらく花束から1輪折れちゃったんだと思う。

持って帰ってグラスに入れて、
お部屋のベッドの横に置いた。

そのおかげで寝相はずいぶん良かったと思う。

12.24(mon)北海道・札幌 SPIRITUAL LOUNGE
“『OUT OF MIND』”
出演:count sheep till you sleep / Burst Blue / After Seven Days / 天国旅行 / Andare
・Andare member:Key.Vo.国吉亜耶子 / Ba. 福島優子 / Dr.Cho.西川真吾

この日もやっぱりひんやりと寒い。
共演のバンドさんは、
皆さんシューゲイザー系?というのかな。

音楽をカテゴリーに分けるのは、
あまり気が進まないし得意で無いけれど、

皆さん、
ご自身でもそのように言っていたので、
それできっと正解なのだろうな、と思う。

count sheep till you sleepさん
Burst Blueさん
After Seven Daysさん
天国旅行さん

それぞれが皆さん仲良しだったりで、
その世界が出来上がっていたので、
打ち上げでもお話出来たバンドさんはいなかったけれど、
皆さんが机を囲んで座っている様子を外から見ていて、
勝手に微笑ましい気持ちになっていた。

ライブは全部見させてもらったけれど、
誰がどこのメンバーで、
などということが、
もうすっかりわからなくなってしまっていた。
話をしていないから仕方がないのかな。

そうだ。
バンドがひとつキャンセルになった。
そのバンドさんがどういうバンドさんだったのか、
それはちょっと気になるなぁ。

この日のライブは長めの時間を頂いていた。

優子りんと3人で出来る曲、
もしかしたら全部やったんじゃないかなぁ。

とても楽しかった。
12月24日といえばクリスマスイブ。
そんな素敵な日に観に駆けつけて来てくれた方。
本当に本当に感謝でいっぱい。

このツアーの中での会話で、
最近やっていないが聴きたい曲の情報を、
運良くゲットすることが出来た。
たわい無い会話の中でサラリと話してくれた。
そうかぁ、なるほどなぁと思った。

以前は毎回というほどやっていた曲。
その曲も新しい曲が出来れば出来るほどに、
どんどん変化してくるもの。

特に新譜をリリースすると、
どうしてもそちらもやりたいし、
やらなければ、というのもある。
今までの中でも人気?というか、
みんなが聞きたいであろう曲もやっぱり届けたい。
札幌など頻繁に来れないところだと尚更だ。

だけれど長い時間をいただけると、
それが叶えられる。

出来る限り、
ひとりでも多くのそういう気持ちは、
きちんと応えられる内は応えたいと思う。

せっかく来てくれているのだから。
せっかくその言葉を耳にしたのだから。

今回はアンコールで「真珠道」をやった。
いつぶりだろうか。

歌詞がちゃんと出てくるのか。
演奏は覚えているのだろうか。
そんな不安もたくさんあったが、
演奏が始まれば一気に蘇った。

思い出すという感覚では無く、
無意識にちゃんと出てきてくれるもの。
そうだ、あの頃あんなに毎日のように歌っていた。
その頃に戻ったような感覚になる。

クリスマスイブに駆けつけて来てくださった、
今回のツアー4日の中で3日もライブに来てくれた。

本当に本当に些細な「ありがとう」の気持ち。

ライブ前に今回も向かいの喫茶店へ。
21日に行ったお店は閉まっていて、
今回はそのお隣の「ZAZI」という喫茶店へ。

https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1001051/

ここへ来るのは2回目だ。
以前にドブロクさんと一緒だった時に、
連れて行ってもらった。

シチューが美味しいと教えてもらって、
その時はお腹がいっぱいで食べられなかったから、
今回はせっかくだからといただくことにした。

チキンときのこのホワイトシチュー。
すごく美味しかった。
お鍋で出てくるのも嬉しい。

ライブが終わって乾杯をして、
お話をして片付けして、
しばらくぼんやり椅子に座ったら、
ライブ4日分の何かが出たようで、
私は横に揺れてウトウトしていた。

半分夢の中に居るような感覚。
すごく気持ちよかったんだよなぁ。

今回の札幌でのライブが、
何事もなく無事に終わった安堵感。

毎日終わる度に、
きちんとホッと安心していたと思うけれど、
この日に限っては4日分だったのだろう。

でも、
まだまだ気は抜けないぞ。
きちんとお家に着くまでは。

ぼんやりとした頭で、
半分眠っている身体に
ホテルに帰って言い聞かせた。

ベッドの横の白いバラも、
私と同じようになっていた。
何とか持ったという風にちょっとくたびれていた。
最後の夜まで一緒に過ごしてくれてありがとう。

ありがとう、ありがとう。

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