自分の強さを考えた。
自分の弱さを考えた。
強いとか弱いとか、
基準も判断も人それぞれ。
その時に訪れた出来事を、
自分がどう受け止めるのか。
頭で考える冷静な判断と、
説明がつかない心の感情と、
その間にいつも立っている。
全く同じ立場で、
全く同じ出来事が訪れる人なんて、
きっとこの世にはいないし、
だから基準も何も無い。
どれだけ話を聞いても、
ただただ、想像の世界での判断。
「自分だったら・・」
そう想像することは出来ても、
実際そうなったらまた、
違う感情がやって来るだろうから。
その時のタイミングによっても、
大きく左右されるだろう。
だから
人はみんな
強く弱い
脆く儚く逞しい
醜く美しい
悲しい出来事を誰にも話さず、
ただ一人でグッと堪えるのも強さだし、
それを言葉に出来ることもまた強さだ。
辛い出来事を逃げ出すことなく、
真正面から受け止めることも強さだ。
サッと逃げる勇気もまた強さだ。
久高島の海岸沿いで見つけたお花は、
たくましく咲いていた。
言葉では学べない。
経験が教えてくれる。
だから私は、
どんな苦しく辛いことも、
全ては自分のために訪れたのだと考える。
それで良かったと思う日が来ることを知っている。
それは経験が教えてくれたこと。
24歳くらいから、
ずっと変わらずそう思っている。
だからこれからもずっと、
変わらないのだろう。