いつもここに希望のうたを

昨晩、西川氏から電話が鳴った。

第一声の一言目から言葉に詰まる。

驚きと信じられないと言う感情。
混乱してパニックになる。

電話を切ったあとに
悲しみや心苦しさが襲って来て、
ちっとも眠れなかった。

起こってしまったことを嘆くより、
明るい方へと気持ちを転換させねば。

そんな風にすぐに割り切れるわけは無く、
ただただ今は不幸中の幸いに、
感謝することだけだ。

自分の曲を聴く。

希望のうたのインストが流れ、
希望のうたが始まる。

そしたら月が顔を出した。

どうして。
どうして。
どうして。

 

ただただそればかりが、
頭の中を駆け巡る。

 

こんなにも自分が小さくて、
こんなにも何も出来ない。
なんて無力なんだろう。

 

どうして。

どうして。

 

それ以外の言葉が見つからない。

でも私は、
自分でこう言っているじゃないか。

「いつもここに 希望のうたを」

何処でもいい。
何処にいたっていい。

私の胸から、
その灯火を消してはならない。
行くべき道の足元を照らさねばならない。

痛みや悲しみを知ると
うんと強くなれる。
うんと思いやれる。
そう信じて。

私はただただ、
今に感謝をして、
そして少しでも少しでも。

そうただ、祈るだけ。

それしか出来ないのだから。
だから、精一杯生きよう。

 

そう生きる。

生きてさえいれば。

希望のうた
作詞・作曲/国吉亜耶子

僕が弱いことを
あなたは知っているのでしょう
だから天を仰ぐように
朝がやって来るのでしょう

生まれて来た意味を
探し続ける理由は
たったひとつの輝きを
大切にするために

嬉しい時も淋しい時も
涙が零れるのは
行くべき道を照らすために
向かう場所へと続く旅

人はひとりで生まれて来れないのは
人はひとりでは生きてはいけないから
ひとりひとり 生きて行くから

僕がいつか誰かを
愛する日が来たならば
信じ続ける難しさの
意味を知るのでしょう

嬉しい時も淋しい時も
会いたい人がいるのは
導く声に耳を澄ませて
孤独を嘆かぬよう

神様、あなたは祈ってますか
この世に降りた命と
戸惑いながら生き行く人を
慈しみ 救ってくれますか

人はひとりで生まれて来れないのは
人はひとりでは生きてはいけないから
ひとりひとり 生きて行くから

誰かのために生きると
変わらぬ愛を見つけたら
生まれて来れた幸せと
永遠を知るでしょう

いつもここに希望のうたを

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