worth

I am here.

私はここにいます。

時々わからなくなる。

存在価値。
いや、時々なのか?
毎日考えているんじゃないか?
もはや日課だ。

何のために歌っているのか、
わからなくなる時がある。
そんなことももう幾度と繰り返されて来て、
慣れて来たより飽きて来たくらいだ。

表現の世界で、
そういう自問自答が、
どれだけなされているのだろう。

実際多くの人の悩みを聞いて来た。

その中には共感できるものもあれば、
「自分はそうは思わないな」
というものもあり様々である。
音楽の世界は答えが無いから、
答えを求められてもやっぱり、
「自分ならば・・・」
あくまでもそれが前提。

「表現の世界では特に・・」
そんな風に思ったりもするけど、
それは私がそこで生きているから。

違う。
表現の世界だからでは無い。
どの世界でもきっと同じ。

悩んだことの無い人なんて、
きっと居ないのだろうし、
みんな、色々ある。

そう、色々あるんだよな。

今日、友人と電話をした。
パートのキツさや、
社員以上に押し付けられた責任感や、
そこにある人間関係やら。

そんな話を目の当たりにした時、

この職場は、
彼女が辞めると困るのだろう。
「あなたが居ないと」
そう思われることは凄いことだよ。

なんてこと、
私は彼女には言えなかった。

ただでさえ我慢強い彼女。
少しのことでは弱音を吐かない。
根性があることも知っている。

キツすぎて泣いてしまったことも、
笑いながらサラリと言える強さがある。

2時間の電話の中で、
そんな彼女に
一番言いたくて、
言った言葉はやっぱり、
身体のこと、心のこと。

「無理しないで」

元気でいて欲しいと思う。

ずっと笑っていたいと思う。

それこそが価値。

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