7.16 京都VOXhall:道標

14日のお魚フェスの時に、
みんなが教えてくれた。

「16日の京都はヤバイ!」

祇園祭というのは7月1日から31日までの1ヶ月間。
ウェブサイトで見付けた。

7月14日~16日の前祭宵山(さきまつりよいやま)では、
夜になると、通りに立てられたそれぞれの山鉾に吊られている駒形提灯に火が灯り、コンチキチンと笛や鐘、太鼓で祇園囃子(ぎおんばやし)が奏でられます。さらに7月15、16日は四条通り・烏丸通りは歩行者天国となり、繰り出した人達で通りがいっぱいになります。

なるほど、それで16日は移動など大変だと。
それをあらかじめ聞いていたので、
行動はいつもより早めに。

30分から1時間は余裕を見なくちゃな。

河原町駅を降りて、
ひとまず無事にライブハウスへ到着。
お昼ちょい過ぎ頃だと、
印象では人の数も混雑具合も、
いつもと同じくらいかなぁ。

河原町はいつも混んでいるイメージがあるから。

07.16(tue)京都・三条 VOXhall
“祇園祭〜音の声〜”
出演:Novelman / chori / 植島潤 / むこ(from バレーボウイズ) / Andare
・Andare member:Key.Vo.国吉亜耶子 / Dr.Cho.西川真吾

ライブハウスに到着して早速リハーサル。
終わった後には、
教えていただいた『長刀鉾』を探しに。

「これだ!」

歩いていると一番初め見えて来たのが、
長刀鉾だった。

ライブハウスからここまで、
裏道を歩いて来たので気付かなかったが、
この頃にはお昼の3倍くらいの人になっていた。

特にこの鉾の周りには人がたくさん。
少しずつしか進めない。

ちなみに長刀鉾は、
男性のみ上がれるようになっていた。

もっと色々な鉾を見たかったが、
人の多さに思うように進まない。
ライブハウスの顔合わせに遅れては困るし、
長刀鉾を見るのが第一目標だったので良しとした。

少し歩いただけで汗でじんわり。
身体は火照っていた。
さすが京都!

植島潤くん、弾き語り。
彼とは以前にバンドでご一緒したことがあった。
今回、バンドがなくなって初めての弾き語りとのことで、
彼の思いや葛藤、含めてすごくライブ感があった。

むこ(from バレーボウイズ)さん、弾き語り。
ほのぼのとしたマイペースを感じる語り口調、
バンドだとどうなるんだろう。
バンドも見てみたいなぁと思った。

choriくん、何度もご一緒している。
今回の彼は音無しで詩を並べた。
なんとも言えない間が堪らなかった。
MCと詩を読む間の温度、その空気感。

Novelmanさん、アコースティックバンド。
と書いたけれどアコースティックっていう印象では無い。
「とても良いバンドだなぁ」と思った。
曲や歌に必要な音がきちんとそこにあって。

今回の自分のライブ中でのこと。
VOXhallに来たらいつも思い出す光景があって、
それはここに何度も訪れているが、
必ず自然と思い出す。

ステージ上にいる間に思い出す景色。
それは初めてここに来た日のこと。

客席でライブを見ていて思い出す景色。
それは何年か前の年末、
大雪だったカウントダウンの日のこと。

決して思い出そうとしているわけではなく、
自然と蘇るから不思議だなぁと自分でも思うし、
それと同時に、
私にとって忘れられない1日だったんだと、
思い出す度、改めて感じさせられる。

ここで出会って来たバンドで、
今はもう無いバンドがある。
当時、大学生バンドで、
就職していったみんなとか、
元気にしているのだろうか。

あの頃にここに来たら、
当たり前のように会えていたみんなも、
元気にしているのだろうか。

そんなことを思ったりする。

もちろん今でも続いているバンドもあって、
「また会える」ということへの喜びを、
きちんと感じたいと思った夜。

来る度に新しい出会いや再会があって、
色々なことを感じたり思ったり、
そんなことがまた嬉しい。

だからここには何度でも来たいと思う。

ちょうど一ヶ月後に決まっていること、
次が決まっていることも嬉しい。

夜の警備はすごかった。

帰りの電車の混雑が不安で、
終電よりも早めに乗ったのだけれど、
想像よりも空いていた。

そうだよね。
こんな夜はもっともっと遅くまで、
みんなこの雰囲気を堪能したいよね。

「なんでこんな混む日に」
そう言われたけれど、
また来年のこの時期に、
来れたらいいなぁと思った。

またひとつ、思い出す夜が増えた。
この日に感じたことは、当たり前のこと。

今という時間が過去と繋がっていることを、
改めて教えてくれた。

聴いてくださった皆さん、
共演のみんなも、
VOXhallの皆さんも、
本当に本当にありがとう。

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