兄・長男のこと

13日のこと。

午前中にいつもの病院へ行き、
その後に渋谷のホテルで、
ランチをしようと兄と待ち合わせ。

店は2階の中華と決まっていたが、
約束の時間よりも早く到着したため、
1階をぶらぶら、お手洗いを探したりした。

そしたらやっぱり予想通り。
約束よりも早めに到着した兄がホテルに到着。
ドアから入ってロビーを歩く姿が見えた。

1度目が合った(気がした)がスルー。
思わず「お兄ちゃん!」と大きな声で呼び止めた。

全然気付いていなかったようで、
「お!」と驚いていた。

美味しい中華を食べながら、色々な話をした。

父が亡くなった時に、兄は8歳だった。
その時から父の代わりのように振る舞って来ていた兄。
お留守番の時には母宛の電話に

「母は今、留守ですが、帰って来たら折り返し電話させましょうか?」

小学2年生がそう言ったことにすごく驚いたと
母の友人から話を聞かせてもらったことがある。

「お父さん、お星さまになったよ」

父が亡くなった夜中に、
祖母に起こされてそう伝えられたと、
兄が話してくれたことを思い出した。

今はもう3人の子供を持つ立派な父。
いつまでもいつまでも元気でいて欲しい。
亡くなった父の分まで。

心の底から尊敬する兄が、
私には2人も居る。

今回はその長男の話。

兄ちゃん、ランチご馳走様でした!!

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