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鳴らない電話
私の部屋だったところは、 当時から私の好き勝手にされていた。 もともと和室だったところに、 ウッドカーペットを敷いて、 砂壁には画用紙が貼られ、 そこにはポストカードやステッカー、 手書きの絵や文字で落書きされていて、 その上に釘や押しピンで針金が貼られていた。 母の衣装部屋には似合わない。 それらを全部剥がすところから始まった。 なかなかの体力勝負。 壁を元に戻し終えたら、 細かいもののお片付け