朝練。
ドラムセットから西川氏が
「写真を撮るからこっち向いて」
そう言われて振り向いたら、
「国吉はこっち向かないで」
というようなことを言われて、
ちょっぴり拗ねていたのだけれど、
なるほど。
背中を撮りたかったんだね。
背中で、
きちんと語れる人間になりたいものです。
そう幾度と思うけど、
それってどういうことだろう。
イメージはわかるのだけれど。
背景が見える(ような気になる)人が居る。
黙々と多くを語らずに、
ひとつのことをしている職人さんに感じるような。
逆境にも負けずに、
たくさんの苦難や訪れる悲しい出来事に、
きちんと向き合い乗り越えて来た強さ。
それを感じさせるのは、
決して言葉ではなく、
包むような愛や優しさだったり。
生き方、なのだろうな。
生き方には考え方が反映されるし、
考え方で行動が決まる。
つまりは一生懸命、
真っ直ぐに生きるということ。
生きて来た道こそが背景。
背中で語る。