私は物持ちがとても良い方だと思う。
今、タンスに入っている服の中で、
一番古いものは小学校の頃から着ていたもの。
・・・そうなんです!
私、小学校6年生から身長が2センチしか伸びなかったんです!
これは物持ちがいいとかそういう次元の話じゃないよなぁ。
普通は体が大きくなって着れないもんね。
言葉にして「ものを大事にしなさい」と、
わざわざ言われたとか、そんな記憶はないが、
例えば、
お茶碗のご飯粒を残すことは絶対にダメなことだった。
最後の一粒まできちんと食べる。
そういう日常から、
ものを大事にすることは、
そのような教えとして根付いていった。のだろう。
「ハサミある?」
実家で母に聞いた。
テコの原理の支点・力点・作用点・を利用した、
生活必需品であるハサミ。
出てきたのがこれ。
さすがにこれはどうかと思うよ!!
これ、力点が全然作用しないんですけどー。
テコの原理、全然使えないんですけどー。
もう、無意識に写真の色も暗くしちゃったよね。
食べたいお菓子の封をこれで開けましたよ。
ちゃんと切れましたよ。
意地でも片手でハサミのように使いたくて、
指の変なところに力が入って、
指がつりそうになるし、
手首まで変な力入るし。
おかげでハサミの偉大さに気づきましたよ。
「テコの原理ってスゴイんだなーーー!」
そんなこと、なかなか言う機会ないでしょ。
思い切り言いましたよ。
そしたら母「これもあるよー」
出してきたのは、
ソーイングセットの小さなハサミだった。
今度、いいハサミ買ってプレゼントしよう。
ハサミの写真、
上のものと2枚撮っていたんだよね。
せっかくだから、
もう1枚は明るくポップな感じにしよう!
そう思ってみたけれど、
そんな事よりもテーブルの傷の方が気になる。
このハサミ
「もう十分に働いたよ」
みたいな貫禄すら感じるよね。錆びてるしね。
写真の色合いどうこうじゃなく、
なんかこう、やっぱり影があるなぁ。
これ、私の小学校の頃のお道具箱に入ってたやつなんです。
大事に使ってくれてありがとう。
Seeya!