色々なところを歩き回って、
ちょっと疲れていた。
10分間の休憩。
足が棒のようになっていて、
それでも次の場所に向かわなければならない。
誰が決めた。
そうだ、自分だ。
イエッサー!
大都会の片隅で。
窓から見える外に並ぶ建物を、
遮断させるウィンドウブラインド。
景色を簡単にはまっすぐ眺めさせてはくれない。
静かなカフェの端っこの席、
そこで立ち上がり、
刑事ドラマのようにするのは、
少し抵抗があるよね。
なかなかこんな表情する機会も無いしね。
でも、どうせやるなら、
こういう心境の時にやりたいしね。
こんな険しい表情しちゃうくらいの気持ちの時なら、
恥ずかしいとか気にせず出来るかもしれないよね。
“思わずやらずにはいられない”くらいの気持ちだよね。
いいお天気だったんだな。
大都会の片隅で。
向かった先で見えた空は、
もうすぐ1日が終わるというシグナルに感じた。
「夜はまだまだこれから」
何故だかいつもとは違って、
そんな気持ちにはならなかったんだな。
またね。