2.5 扇町para-dice:声にならない声が聞こえますか

チラチラと雨が降っていた。

ホテルのロビーで集合し、
みんなで大きなタクシーで向かう。

タクシーを呼ぶその間に、
私は昨晩みんなで夕飯を食べた近くの定食屋に、
忘れてしまった帽子を取りに行った。

「忘れ物ないよねー」
店を出る時、そう自分で言ってたのに。
しっかりと忘れていた。

眠かったんだもん。

02.05(Sun) 大阪・扇町 para-dice
出演:モノカイト / フサイフォン / 宵街探訪 / tuna(佐賀) / ザ・スクロース / Andare(東京)・Andare member:Key.Vo.国吉亜耶子 / Gt.Cho.佐藤学 / Gt. 星直旗 / Dr.Cho. 西川真吾

リハーサルから全力。
いつもと同じだけれど、さすがに足元がフラついていた。
だからさっちゃんに「揺れていたら教えて」そう言った。
歌っていて自覚がないところでマイクの位置がずれていく。
だから、それは自分の軸がずれているってこと。

片足で立って弾いて歌って調整する。
「よし、いける」そう思った。

リハーサル前にはみんなでステーキを。
ご飯もお肉も半分くらいしか食べられなかった。
いつもならお肉、この3倍くらいは食べられるんだけど。

今は体力を温存したい。
消化に使う体力も取っておきたい。

ライブが始まった。
どのバンドもとても魅力的だったし、
すごくワクワクしていた。

翌日の共演でもあるplus oneのドラム、
para-diceスタッフのシムさんのFaceBookで知った。

そんな風にライブが決まっていったのか、
それを思うとすごく胸がいっぱいになった。
ライブが決まっていくそこにもドラマがあるんだな。

以前にご一緒したフサイフォンさんのおかげで、
今日という日が実現したこと。
「いつか一緒に」そう話していたモノカイトさんも、
その日にライブが決まっていたこと。

そして新しい出会い。
何から何まで素敵な繋がりだなぁと思った。

「本当に良い夜だ。」

ずっとそう思っていたし、今でもそう思う。

始まる前の楽屋では、佐賀から来たtunaくんと話す。
九州に行った時のライブを思い出したりしていた。

「いくつですか?」と聞かれて、
「28歳くらいに見える」と言われたので、
楽屋に居たスタッフの安井さんに自慢したら、
「見える見える!」と言ってくれた。

嬉しくなってあとで、西川氏に自慢したら、
「じゃあ、実際はそのプラス10ってことだな」そう言われた。
現実はそうでもいいのだ、その気遣いが嬉しいのだから!

ありがとうーー!

ライブの音源を聴きながら書いている。
いいライブだったかどうかは、
聴いてくれた方が決めたらいいと思う。

ただ、思い切り楽しんだのは確かだ。

全員が同じ場所を見ている感じ。
こういう瞬間があるから本当に幸せだなぁと思う。

突然、セットには入っていなかった
思いつきのように歌った「キョクゲン運命論」

2月5日が日曜日で雨が降っていたからだ。

この日は考えることが、
本当にたくさんあったんだけど、
ライブをしている時だけは、
何も無くなってしまうんだよな。

その日のライブを思い返すと、
いつだって自分の姿が見えるんだよ。

連続ライブの時は、
いつだってちゃんと考えている。
翌日のライブのこと、
その次の日もあるなら尚更だ。

でもやっぱり、忘れてしまうんだな。

ここが山場だと思っていた。
2月3日・西川口。
移動しての4日京都。
そして迎えた5日。

ライブとしては連続3日目。
その前からリハーサルで歌っているから、
実際はもっと続いている。

無事に乗り越えた。
その気持ちでいっぱいだった。

そこに居たみんなのおかげ。
本当にありがとう。

何を見て歌っていたんだろうな。
何を想って歌っていたんだろうな。

ライブの音源、すごくいいんです。
まだまだ、荒いけど。

誰かの話し声も入っているけど。

それもまた、すごくいい。

 

CYA!

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