まだちょっと眠たかった。
ライブから戻り、朝方、眠りに付いた。
飛行機は待ってはくれない。
だからほんの少しの緊張感。
予定よりも早く空港に着いた。
元旦、こんなにも美しい空なんてラッキーだ。
飛行機の出発時間は15:30。
座席はA、窓際だった。
BとCの座席にはご夫婦が既に座っていた。
「ごめんなさい!」
そう言って奥の方に座りたい旨を伝える。
「どうぞ!」
そう言ってくださった旦那さま。
その隣で笑顔の奥さま。
おふたりとも私が座りやすいように席を立ってくれた。
「なんて素敵なご夫婦なんだろう。」
そのやり取りと旦那さんと奥さんの距離感。
40代くらいのカジュアルなファッションのご夫婦。
たったそれだけなのに勝手に思う。
「まるで親友みたいな、恋人みたいなご夫婦だな。」
出発時間が近付く。
「あけましておめでとうございます」
飛行機アナウンスで流れた。
私たちの列、A席、B席、C席、共に頭を下げた。
そしてアナウンスは続き、最後に締めの言葉。
「皆さまにとって良い年でありますように」
はっきりとは覚えていないけれど確かそんな風な言葉。
やっぱり最後もまた、
私たちの列、A席、B席、C席、共に頭を下げた。
あとになって、ひとりで笑えた。
見渡した限りでは、
他の人は本読んだりおしゃべりしてたりで、
頭なんか下げていなかったから。
この列3人だけ打ち合わせしたみたいにお辞儀してる。
気が付いたら眠ってしまっていた。
起きたら丁度巡ってきた、
コーヒーとお菓子のサービス。
やっぱり嬉しい!
フライト時間は約3時間。
眠っていたのは40分くらいだろうか。
まだまだ時間がある。
やれることやろう。
そう思ってパソコンを取り出し、
迷惑メールを削除する。
約5000くらいのメールのチェックしないといけない。
少しでも数を減らしたい。
お隣のご夫婦は旦那さんがMacBookを広げ、
奥さまに説明をしたり、
写真を見せたりiTunesを見せたりしていた。
「りんごマークまでお揃いなのか」
さっきのお辞儀に加え、そう思うとまた親近感。
勝手に感じるファミリー感。
会話はもちろん、話しかけたりも無い。
メール削除に夢中になっていて肩が凝って来た。
ふと窓を見ると美しい色の空に月が浮かんでいた。
そしてまた思う。
元旦、こんなにも美しい空なんてラッキーだ。
無事に那覇空港に到着する。
母が迎えに来てくれていた。
沖縄に到着しての第一声は、
昨日くらいから決まっていた。
「暑いねー。」
お供えのお土産を持って、
父と祖母と祖父に会いに行く。
夜空にくっきりと浮かぶ薄めの月がキレイだった。
凛としている。
ああいう風になりたい。
そしてまた思う。
元旦、こんなにも美しい空なんてラッキーだ。
しかし習慣とは恐ろしいものだ。
久々に会うもんだからつい、いつものように。
「お元気ですか?」
と言ってしまった。
もちろん、心の中で。
仏壇の前で手を合わせながら。
慌てて「元気です。」と言い直しました。
「元気ですか?」ってどうなのよ。
「・・・は!?」って声が聞こえてきそうだ。
この日に寝て見る夢が初夢なんだよね。
夢に出て来て怒られないか、
ちょっとだけ不安だったよ。
(大丈夫だった!)
CYA!



