3.18 函館金森ホール：初めては一度しかないから

朝早く起きる。
急いで空港へ向かう。

ちょっぴり眠たい気持ちと、
ワクワクの期待感が入り乱れる。

初めての函館。
どんなところだろう。

空港の景色は相変わらずだった。

北海道のシンガーソングライター
まえだゆりなちゃんからのお誘い。

彼女と話をしたのは、昨年の新宿JAMフェス。
出演前のお手洗いで話をした。

その後、昨年11月に札幌に行った時。
初共演だった。
JAMで話をしたこと、
はっきり覚えていたが、
彼女は髪をバッサリと切り、
黒髪が茶髪になっていた。
そこで初めて彼女の歌を聞いた。

とても素直で優しかった。

お誘いを頂いた時、すごく嬉しかった。

「函館の人に聴かせたい」

11月にそんな風に話していた気がする。
それを実現させてくれた。

函館に到着。
やっぱり寒い。

「想像していたよりは暖かいかも！」

函館空港に到着したら、
急いで函館駅行きのバスに乗る。

函館駅からホテルへ。
会場へ運ぶ荷物をまとめる。

ふと、目が奪われる。

お部屋にあった暖房。
アンティークな雰囲気で何だか好きだ。
(アンティークと言っていいのかわからないけど)

会場に到着する。
とても天井が高くて、
音がのびのびとしていた。

出演者がたくさん居るライブイベント。
函館で活躍する方から、
札幌を中心に活動する方々まで。

彼女が”いい”と思う音楽を、
大学卒業と同時に札幌へ引っ越す前に、
“函館”という街で育てて来た大切な時間。
その恩返しの気持ちを込められたイベントだった。

そういう気持ちを知った時に、
初の函館へ来るきっかけが、
彼女のイベントで良かったと、
心の底からそう思った。

ライブはいつも通り、
やれることをやる。

もちろん、
それしか出来ないのだけれど、
でも私が伝えたかった気持ちは、
きっと、それだけだったんだなぁ。

時を経て改めて思う。

ゆりなちゃん。

函館という街を、
私に出会わせてくれてありがとう。

だって。
こんなに素敵なところ。

ライブはもちろんだけど、
普通に旅行で、
遊びに行きたいと思ったよ。

だって。
こんなに素敵なんだもん。

この景色を見せたいって思う。
昼間は暖かいと思ったけど、
あれはお陽さまパワーだったんだな。

夜はやっぱりすごく寒かったよ。

 

Seeya！